読書。中川淳一郎「過剰反応な人たち」(新潮新書)

週刊新潮の連載に加筆・修正した本だそうです。

 

基本的に世の中のいろいろなこと(特に日本のコロナ対策・コロナへの過剰反応)に文句を言っているだけの内容!!

 

これが本になってしまうのか!!と大変驚きました。

 

一度有名人になってしまえば、こんな内容でも1冊の本になってしまうとは・・・。

 

私自身も日本は新型コロナに過剰反応していたと思いますし、マスクを実質的に強制される社会は息苦しいとは感じていましたが・・・マスクつけるぐらい別に苦痛ではないとも思います。

 

著者は思春期を海外(アメリカ)で過ごしたせいなのか、「自由」に対するこだわりが純粋日本育ちの日本人より強いのかもしれませんね。

 

2023年2月にはマスク、マスク、マスク、という日本から脱出して、日本で新型コロナが5類に格下げになるまでの数ヶ月をタイで過ごしたそうですから、余程息苦しかったんでしょうね。(ならばもっと早く行けば良かったではとも思いますが。)

 

別に日本でもマスクを強制されていたわけではないのですから、海外脱出する著者の行動の方が「過剰反応」な気もします(笑)

 

まあ、私から見れば、お金に余裕がある人が長期海外旅行していただけのようにも見えますが・・・。

 

とにかく、この本読んで、なんだか自信が湧いてきましたよ。

 

おじさんが世の中の出来事にブーブー文句をつけているだけで、一冊の本になってしまうんですから。

 

私もこのスタイルなら真似できそうですし。

 

もっとも問題は私は有名人ではなく、どこにでもいる中年オヤジに過ぎないということですかね(苦笑)

 

ところで、今新型コロナの第10波が来ているそうですが、ほとんど話題にもなっていないですね。昨年の5月まであれだけ騒いでいたのに・・・。

 

おそらく、著者も今の状況を皮肉った記事を書いていることでしょう。