ドッペルゲンガー

皆様はドッペルゲンガーをご存知でしょうか?

 

正確にはドッペルゲンガーとは少し違うかもしれませんが、約20年前の話です。

 

私が大学生だった頃、巷では「ヤフーチャット」なるものが流行っていました。私は、様々なルームに出入りしては、同世代くらいの女性だとおもわれるユーザーに片っ端から声をかけ、仲良くなろうとしていたのですが、ある日、私と全く同じ思考回路で同じ行動をとっていると思しきユーザーが現れました。

 

初めのうちは、正直「うざい。マネしないでほしい。邪魔だから他の部屋に行って欲しい」と思っていたのですが、頻繁に見かけるうちに、「あれ?この人、すごく俺と似てるんじゃないか」と思い、試しにPM(プライベートメッセージ)で話しかけてみたのです。

 

相手方は初めのうち、男(=私)からPMが来たことで迷惑そうな反応でしたが、少しずつ情報交換しているうちに相手方も「俺たち、かなり似てる」と気づきました。それどころか「お前は俺か!!」というレベルで似てることが判明していったのです。いつくか例を挙げると、

 

  • 年齢、性別、血液型が同じ。
  • 苗字は同じで名前は一字違い。
  • 誕生日は5日違い。
  • 家族構成が同じ
  • 彼女と初デートした新宿のマイナーな居酒屋が一致。
  • 彼女と旅行した場所(熱海・真鶴)、宿泊したホテルが2か所も一致。
  • 他にも共通点多数

始めは誰か私のことを知っている人物(例えば彼女)が、私のことをからかうつもりでやっているのかと疑っていたのですが、どうもそうではない様子。

 

私は直接会って、どんな人物なのか確かめたかったのですが、相手方が「ドッペルゲンガーに会うと死ぬ」といって会ってくれず、そのうちヤフーチャットにも現れなくなり、結局会えずじまいでした。

 

知人のいたずらだった可能性もゼロではありませんが、私自身の直感としては、紛れもなく私のドッペルゲンガーだったのではないかと思っています。ネット回線を通じてパラレルワールドの自分と会話(チャット)していたのかもしれません。

 

死ぬまでに会いたい人ナンバー1です。

 

さて、信じるか、信じないかはあなた次第です(笑)