読書。中村天風「運命を拓く」

中村天風「運命を拓く」(講談社文庫)を再読しました。約300頁ある本ですが、これで何回目になるでしょうか。この本を読むと元気・勇気が湧いてくるんですよね。だから、私は一番取り出しやすい本棚に置いてあります。そして、私がいつも読むのは以下の部分。

 

「所詮、人生は心一つの置きどころ。人間の心で行う思い方、考え方が、人生の一切を良くもし、悪くもする、というのが人生支配の根本原則である。」(P70)

 

だから、消極的な考えはダメ。常に絶対積極の考えを持ちなさいと説いている本なのです。

不安や悩み、恐怖など嫌なことばかりに意識を向けていると人生がどんどん悪くなる。逆に楽しいこと、嬉しいこと、前向きなことばかり考えていると人生は本当に好転していくものなんだよと。

読んだ直後は積極思考でいくぞ!と思うんですが、しばらくするとクヨクヨしている自分がいる。そんなときに、この本をペラペラと開いてみると、また元気が出る。それの繰り返しです。

 

似たような内容の本はたくさんありますが、私は何故かこの本に惹かれます。中村天風先生の波乱万丈の人生が面白いというのもありますね。日露戦争時スパイだったり、死にかけているところをヒマラヤの聖者に救われるとか・・・(笑)

 

ちょっとスピリチュアル系の要素もあるんですが、それも含めて私は好きなのです。

 

もし読んだことがないという方がいらっしゃれば、是非一度読んでみてください。

あの大谷翔平選手も読んだそうですよ。