読書。清貧の思想

中野孝次「清貧の思想」(文春文庫)を読みました。

 

バブル崩壊直後に出版された本です。

 

つい数十年前まで、日本の伝統文化の一側面として、清貧の思想があった。

 

それがいつからか大量生産・大量消費の時代となり、清貧の思想が失われてしまったことを嘆いている感じを受けますね。

 

今でこそ、SDGsだとか、CSR・CSVという概念も広まってきましたが、当時は経済至上主義の時代でしたからね。

 

本当の豊かさとは何かを考えるのにいい本だと思います。

 

別に自給自足しろとか、乞食坊主になれと勧めている本ではありません。

 

皆様も一度読んで頂けると幸いです。

 

資本市場はESG投資に向かっているようですが、果たして根本的解決に向かっているのか?

 

私は少々懐疑的です。

 

皆で自給自足したら、即解決ですよね(笑)